2021年3月28日、近未来ハイスクールは変わるなら今でしょ!「ちっちゃなころから優等生」からの脱却と題した、オンラインイベントを開催しました。

今回は東京経済大学の学生団体「TKU Unlimited」と近未来ハイスクールのコラボ企画です。TKU Unlimitedのメンバー4名が企画立案から運営、当日のオンライン配信、開催レポートなどをサポートしました。

高校での学校生活の中では、他人と同じ行動や考え方を求められるシーンが少なくありません。そのような環境下で過ごしていると、限られた範囲でしか自分の周りの世界を見つめられなくなってしまうのではないでしょうか?

そこで、変人と高校生が対話を通してつながることで自分自身の価値観を広げるとともに、働く中で多様な価値観を受け入いれる大切さを知ってもらうきっかけとなるイベントを企画・開催しました。

変人とは自ら考え積極的に行動し、変化を起こす人のことと近未来ハイスクールでは定義しています。

今回は4つの異なる業種(シェフ、税理士、マーケター、人材育成)のエネルギッシュな変人の方をお呼びし、価値観にまつわる話やそれぞれの方のお仕事についてを伺いました。

揺るがない軸をもつ

午前の部ではシェフの井上さん、税理士の高橋さんが登場しました。

セッションでは、二人がこれまでの経歴や価値観が変化した経験を話しました。シェフである井上さんからは、修行のために行くことになったフランスでのエピソードを語ります。転職を予定していたレストランから突然「採用できる枠がない」と告げられ、その後フランスに行くことになった井上さん。フランスでのミニマムな生活を経て価値観が変化し、モノへの執着がなくなった経験を語りました。

税理士の高橋さんは、働きながら税理士資格取得をめざしたというストイックなエピソードや、会社の栄養素であるお金を見る税理士には色々な相談が来ることなどを紹介しました。

山あり谷ありの高橋さんの人生グラフ

二人に共通していたのは、障壁があってもやり遂げる力や、しっかりした行動の軸でした。それぞれの話やディスカッションを聞いた高校生からは、「普通は壁にあたった時、諦める時の理由を考えてしまうけど、ここぞという時は決断してやり遂げていく、そんな自分の軸や信念を大事にしたいと思った」といった感想があがっていました。

午後の変人が午前の部にオブザーバーとして参加。生徒の振り返りタイム中で変人同士が交流

学びは遠回りこそが近道

午後の部では、マーケターの中島さん、人材育成のプロである山村さんが登場。大企業を離れ、自らが起業をする中で考えたことや感じたことをお話頂きました。

中島さんからは、味の素という大企業に勤めていた時代と、辞めて起業した今とでは、仕事への向き合い方やスタイルが異なってくるという話がありました。大企業はある程度の制約や関係者の立場を考えた上で働く必要があります。起業して自由に仕事ができるようになったと話す一方で、自由だからこそチャレンジするときにはそれなりの準備をしていたというエピソードが紹介されました。

人材育成のプロである山村さんからは、昔は学んでいて無駄であると思っていたことが後々になって役に立つ、最短距離を追いかける学びだけでは世界が広がらないという話がありました。

この「遠回りこそが最大の近道であり、その過程は無駄ではない」というメッセージが参加者の多くに深く刺さっていたようでした。

参加者の事後アンケートには、「変人が人生楽しんでそうで、パワーをもらえた」「普段話せないような人たちの話や人生経験を聞くことができてとっても楽しかった」という意見が出ていました。

コロナ禍において、自分自身の価値観と異なる人とつながることは簡単にはできなくなりました。コミュニュニケーションをとり異なる価値観を持つ人と「対話」をするということが世界をひろげるきっかけになります。

感想の中に「ブレイクアウトセッションでは、生徒さんや学生さんたちのお話も聞けて良かったです」というコメントがありました。今回のイベントが幅広い年代で異なる価値観の人との対話の機会になったのではないでしょうか。

今回のイベントを通して、参加者それぞれが自分自身の殻を破り、「ちっちゃなころから優等生」を卒業するきっかけにしてほしいと思います。

文章:学生団体 TKU Unlimited
編集:近未来ハイスクール

協力いただいた変人

高橋俊介/税理士
井上真介/シェフ(ビストロトランキル
中島広数/マーケター
山村真砂子/人材育成コンサルタント

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