開催レポート

report

水辺に浮く畑の野菜を収穫して食べてみた。水質浄化のために自分たちができることを具体的に考えてみた近未来ハイスクール(24.01.27レポート)

水辺に浮く畑の野菜を収穫して食べてみた。水質浄化のために自分たちができることを具体的に考えてみた近未来ハイスクール(24.01.27レポート)

2024年1月27日(土)に埼玉県とコラボした近未来ハイスクール「【埼玉県SDGs官民連携プラットフォーム_水辺空間の持続可能な利活用及び環境課題解決に向けた検討部会】大相模調節池の水浄化大作戦!アイディアを実行して継続させる方法を考える」を開催しました。参加者は高校生や社会人ボランティア、協力企業の方々、近未来ハイスクールの変人です。

ワークショップ最後に集合写真


本イベントは、10月に開催した近未来ハイスクールの第二弾です。前回(10/29)に種植えをした、浮く畑の野菜を収穫して食べる体験や、今回の舞台となっている「大相模調節池(越谷レイクタウン)」の水質浄化を実現させるにはどうしたらいいか具体的に考えてみることにチャレンジしました。

※10月の第一弾開催レポートはコチラから
カヌーやサイクリングで大相模調節池を知る。浮く畑の体験もして、池の水浄化大作戦を考えた近未来ハイスクール(23.10.29レポート)

まずは、Hobieという足漕ぎカヤックの体験とHobieで浮く畑に上陸して野菜の収穫です。天気は良かったですが、当日は強風。カヌーも用意していましたが、安定性の高いHobieのみの体験となりましたが、初めての乗り物にみなさん、大興奮の様子です。
近未来ハイスクールで10月に種植えをしてから、竹中工務店さんが水質浄化の実証実験として野菜を育ててくれていました。その野菜を収穫します。10月に参加していた高校生も3名ほど引き続き参加してくれて、しっかり収穫。こちらは後ほど調理して試食します。

こちらは2人乗りHobie

いざ、上陸!浮く畑へ!!
説明もしっかり聞きます
収穫中。たくさんの野菜が出来ていました
収穫した野菜の一部

野菜収穫後のワークショップでは「アイディアを具体化する」をテーマにディスカッションを行いました。
今回協力してくれた変人は、埼玉県庁河川環境課のスーパー公務員石野さんや国内外で数々の起業経験や自らプロダクトを生み出すプログラマー(風呂グラマー)増井さんです。


まずはじめに、所沢高校の有志2名が11月に実施した近未来ハイスクールで出たアイディアを具体化するために考えた内容をプレゼンテーションしてくれました。
※11月の開催レポートはコチラから
青空の下のワークショップ!入間川をバズらせるためのアイディアを考えてきました-23.11.23近未来ハイスクールレポート
そのプレゼンに対し「どうしたら大人の協力を得やすいか」「どのように修正したら実行しやすくなるのか」等の観点から変人やその他オブザーバー参加していた大人からフィードバックをもらいます。

続いて当日参加していたメンバーがグループで「大相模調節池の水質浄化大作戦!」とテーマに掲げて、大相模調節池の水質浄化を実現するためにはどんなことが出来るのかを次のことをポイントに短い時間で練っていきます。
【ディスカッションのポイント】
 ・すでにあるアイディアを膨らます?新しく考える?
 ・そのアイディアの一番のアピールポイントは?
 ・どんな人に喜んで(または楽しんで、知って)ほしい?
 ・実現するためには何が課題?
 ・その課題がクリアになるとどんな展開が予想できる?
【各グループの発表内容
 ・水耕栽培でどれだけ水が綺麗になるのかを実験して数値化していく。それを地域住民の方に見てもらい、大相模調節池がいかに綺麗になり生態系にどう影響するのかを知ってもらうことが良いと思った。より多くの人に見てもらうためには、1日に多くの人が来るイオンレイクタウンで展示をさせてもらいたい。課題は費用と管理方法。課題のクリアのためには、実験で数値を出し社会貢献できることを証明し、それをもとに企業などのスポンサーを集めるといいのでは、と思った。
 ・体験型水上収穫体験を提案。ファミリーを対象とした企画で、Hobieで浮く畑に上陸。野菜だけでなく果物ゾーンや米ゾーンなどもあり収穫して、その場で食べられると良い。バズって色々な人に伝わるのではないかと思った。水質浄化に大きく貢献できるかはまだ話しきれてないが、小さなことからやっていくことが重要。安全面に課題を感じる。
 ・大相模調節池の周りでイベントを実施する。今も夏祭りの実施や公園で地域の人が遊んでいるのを見るとそれを継続していければ良いと思った。大規模イベントと小規模イベントを分けて実施していく。大規模イベントは花火やイルミネーションなど。継続して行う小規模イベントは、イオンで当日やっていた「中華まんイベント」のような全国から人が集まるようなものや、地元のお店が出店するようなイベント、水上アクティビティの体験などで少しずつで良いので人が集まってくるように出来たら良いと思う。周辺道路の混雑やゴミ問題が課題として挙げられ、地域の人が憩いの場としているところが汚されてしまうのは嫌だと思って対策が必要と感じた。

【変人からのフィードバック
 ・水耕栽培を使って水質浄化がどれくらいできるのか【関心を持ってもらう】、水辺という場所に意味があり【場所を提供する】この2点に意見が集約されていた。水質浄化については、世界中で困っていることで、みんなが解決策を求めている。それであれば、実際大相模調節池の水を持って帰ってもらい家で水耕栽培してもらえるようなキットを売り出す。その売上の半分は大相模調節池の水質浄化に使われる仕組みにするのも良いかもしれない。来てもらうのが難しい場合は、遠くでいかに出来るかを考えるのもポイントのひとつ。また、すぐには解決しない問題に取り組んでいるので、継続して考えるという観点では、今回限りではなく毎年同じテーマで同じ時期に考えるとまた違った視点が生まれるのではないか。
 ・イオンで見せるのはすごく良いアイディア、どのように見せるかまで考えられると良かった(→ミニ大相模調節池のようなものを作って、デモンストレーションのように展示するアイディアはグループディスカッション時に出ていたと補足説明がありました)。良いことをやっていても見てもらわないとスポンサーが付きづらいかもしれない。
 ・水上収穫体験については「どれだけ食べたらキレイになるのか」を評価できたら面白くなるかもしれないと思った。例えば、「水質浄化にはあまり効果は無いけど消費量が多い野菜はコレ!」「水質浄化には抜群に効果があるけど、あまり食べられない野菜はコレ!」など。
 ・イオンでやっているイベントと同じようなイベントでは差別化ができないので、水辺ならではのことを考えていくことが重要ではないかと思った。県ではどのアイディアだったらお金が出せるのか、イオンだとどれに興味を持つのかも考えが色々浮かんだので、引き続き実現に向けて動いてみたいと思った。
 ・水辺で何か施策をする際に「どうやってそれを広めるか」。1つはイオンに来ている多くの人をどう流し込むか、足を延ばすメリットをどう提示するか。もう1つは、ネット上でバズらせるか。5秒動画が効果的。どのアイディアでも5秒動画の仕掛けで大きく変わるのでそこを考えられると良いかもしれない。

美味しい野菜料理と豊富なアイディア、活発な意見交換が特徴的な1日となりました。
引き続き、4名の高校生が「2024年、大相模調節池の水質浄化のために何かやる!」をテーマに動き出すことも決まりました。今はその「何か」を今回のワークショップで考えたアイディアにするのか、違う方向でやってみるのか、皆で考えているところです。
今後の彼らの活動に近未来ハイスクールも協力していきます。今から何が起きるのかワクワクが止まりません。

ごちそうさまでした♪

【参加アンケートより

「アクティビティの感想を教えてください」
・水上で何かをするという体験はほとんどなかったので新鮮で楽しかった。
・足漕ぎHobbiに乗る貴重な体験ができて楽しかった
・浮く畑の収穫が楽しかったです
・とても楽しかった。誰でも簡単にできるもので良かった。
・足漕ぎは初めてでしたが、とても楽しく乗ることができました。風が強くて煽られてしまってなかなかコントロールするのが難しかったです。浮く畑での収穫は、自分が植えた野菜を収穫できて嬉しかったです。本当に調節池で育ち、感動しました。試食もとても美味しくいただきました。ありがとうございました!
・”体験型の近未来は初めてだったので、いつもより学生同士の緊張感が解けたように感じた。個人的にも初体験で楽しめた”
・初めて体験したことだったので、最初は不安でしたがとても楽しかったです。インストラクターの方も丁寧に教えくださったのでとてもよかったです。
・ペダルボートは、少し怖かったが楽しかった。春で、中から桜が見えたらいいと思った。野菜は、水耕栽培でここまで育つのかと驚いた。また、野菜によって育ち具合が違うのもおもしろいと思った。

「あなたが一番「水質浄化」のアイディアとして、いいなと思ったものを教えてください。新たにおもいついたものでもかまいません。」
・大規模水耕栽培
・大相模池の見える化は面白いと思った
・イオンに水槽を設置する
・水上での野菜栽培をこのまま続ける・拡大することがいいと思った。
・イオンの方とも協力して「見える化」をし、多くの人に活動を知ってもらうと共に体験を通して自ら考えてもらう、と良いと思います。
・見える化する発想は最も実現的且つ、シンプルできた人には必ず届くテーマだと思った
・やっぱり浮く畑がよいのではと思いました。
・実験として浮く畑でどれだけ浄化できるか確かめるのは必要だと思った。また、それを展示するのが面白いと思った。

recommended

最後にはお悩み大相談会に。変人心理カウンセラー前田利恵子さん~三田国際学園の放課後キャリアイベント第13回

最後にはお悩み大相談会に。変人心理カウンセラー前田利恵子さん~三田国際学園の放課後キャリアイベント第13回

青空の下のワークショップ!入間川をバズらせるためのアイディアを考えてきました-23.11.23近未来ハイスクールレポート

青空の下のワークショップ!入間川をバズらせるためのアイディアを考えてきました-23.11.23近未来ハイスクールレポート

「どうやったら楽しく生きていける?」変人清水さんと一緒に考えた「幸せ」と「人生」~三田国際学園の放課後キャリアイベント第12回

「どうやったら楽しく生きていける?」変人清水さんと一緒に考えた「幸せ」と「人生」~三田国際学園の放課後キャリアイベント第12回

お問い合わせ、取材申し込み、ボランティア登録 メールマガジン登録 近未来KOSEN