デザインの変人西さんが語る「自分らしさ」と「デザインの本質」～三田国際学園の放課後キャリアイベント第4回

2022年月11月21日（月）三田国際学園中学校・高等学校にて、近未来ハイスクール特別連続講座「多様なキャリアを知る～近未来ハイスクールの変人と会おう～」の第4回が開催されました。

第4回のゲストは日中に拠点を置き世界で活躍するデザイン会社、Grand Design ltd.の代表取締役 西克徳（にしかつのり）さんです。西さんのデザインチームは先日、イギリスで開催されたPentawards2022でプラチナ賞を受賞しました。
その授賞式の様子や西さんが最近手掛けたデザインの解説、理系の西さんが受験時にデザインの道へと方向転換した際の苦労話などを語っていた西さん。参加していた中学生や高校生にとっても、自分のことと重ねて話を聞けたようでした。
その様子のご紹介です。

※本イベントは、三田国際学園中学校・高等学校の先生からご依頼をいただき、放課後の課外イベントに近未来ハイスクールの変人を紹介する形を取っています。
詳しいお問合せやご質問はコチラまで⇒https://www.kinmirai.co/contact/

西さんの話から、【印象に残ったことや大切だと思ったこと】を聞いてみると、下記のような感想が挙がってきました。
・みんなと同じは価値がない
・大勢の人がいる中で自分だけのオンリーワンを見つける時に大切なのは「自分は何に対する大変なら受け入れられる」のかしっかり考えること、だという話。
・結果を残しておくこと
・新しいことが大切

また、【西さんへのメッセージ】を聞いてみると、なんとも熱いメッセージが返ってきました。
「私は、多くの種類のデザインに関わることに興味を持っていました。なので、全てのデザインの根本はグラフィックにあると聞いてより興味が湧きました！また、みんなと一緒は安心するものだけど、そこに価値はない事を知ることができました。その例で美大は有名一般大学と同じ価値を見出すことができるという事に納得がいきました。ちょうど私も進路で悩んでいたので参考にしたいです。」
「西さんの、本質がしっかりしていて魅力的な会社に対してデザインの力を使って、そのブランドの可能性を広げていく仕事にとてもひかれました。今日の西さんの話から、漠然とあった自分の未来が少し具体的に考えを広げられた気がします。」
「自分らしさというのを周りに合わせすぎて失いつつあったので、これからはもう少し自分らしい『良さ』っていうのを見つけてそれを活用していきたいです。」
「最近グラフィックデザイナーになりたいと思っていたものの、今まで理系一筋でやってきたことから、文系に行くのをためらっていましたが、今日の話を聞いて、本当に自分がやりたいことを追求しようと思いました。」

参加者は、美術部に所属していたり、通りがかりに先生にオススメされたり、元々でザインに興味があったり、と様々でしたが、生徒さんたちにとって多かれ少なかれ気付きがあったようでした。
【デザインの変人】である西さんとの90分の交流が、何かの種になり育っていくと良いな、と運営担当は思いつつ、西さんも「進路を考えなきゃいけない若者の背中を押せたとしたら、嬉しいな。」と生徒さんからの感想を見て話していました。
回を重ねるごとに、リアクションが多くなっていく三田国際の生徒さんたち（参加している生徒さんは同じではないですが……）。次回の近未来ハイスクールでは、どんな反応が生まれるか、とても楽しみです。

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