「教えられる」ではなく「学び合う」
コラム

国立高校 生物 大野智久
生物教諭 大野智久さんは、アクティブ・ラーニングを現場で実践している先生として注目されている教育者です。
国立高校で、ベテランの板山先生との二人三脚で生物の授業にアクティブ・ラーニングを取り入れ、全国からの見学者が年間200人を超えます。メディア(日本経済新聞、朝日新聞)にも取材を受け、昨年は著書「すぐ実践できる! アクティブ・ラーニング 高校理科」も出版しています。
授業ではほとんど講義をしません。生徒に課題を渡すと、説明は5-10分程度で終わらせます。学生は自分で調べるか、友達に聞くか、友達同士で一緒に考えます。時折、必要に応じて、教師側が全体に対して補足説明を加えます。先生に質問をしてもかまいません。中には先生に質問をすると悔しそうな生徒もいます。自分で解決できなかったからです。
大野さんの講義はとても面白いです。それにもかかわらず講義形式ではなく、自らはほとんど話さないアクティブ・ラーニングの授業を行います。情報を得る場合は映像やオンラインの講座も有効です。アクティブ・ラーニングはその場にいることが大事なのです。リアルな場で集まっている生徒が一緒に考える、学び合う。協働作業をすることで気づきが生まれる、学びのためのツールのひとつなのです。
3/25は変人(=各分野のプロフェッショナル)と出会い、その場でしか聞けないような話を聞くという体験が、次の一歩を踏み出すきっかけになるのではないかと大野先生とにらんで、企んだイベントなのです。
opnlab 小林
【イベント概要】
詳細:「近未来ハイスクール」(3/25土 14:00-18:00/参加費無料)
申込:専用申込フォーム
名簿:仕事の話をする変人名簿