開催レポート

report

サイエンスの変人古澤さん「知りたいと思う気持ち、知りたいと思える感性」を大切に~三田国際学園の放課後キャリアイベント第6回

サイエンスの変人古澤さん「知りたいと思う気持ち、知りたいと思える感性」を大切に~三田国際学園の放課後キャリアイベント第6回

2023年1月24日(火)三田国際学園中学校・高等学校にて、近未来ハイスクール特別連続講座「多様なキャリアを知る~近未来ハイスクールの変人と会おう~」の第6回が開催されました。

第6回のゲストはサイエンスコミュニケーターで通称「イグおじさん」とも呼ばれている、立教大学理学部SCOLA特任准教授の古澤輝由(ふるさわきよし)さんです。
高校で生物教師として教鞭を執る傍ら、音楽ライター、DJとしても活動し、その後青年海外協力隊としてマラウイへ赴任。帰国後は日本科学未来館でサイエンスコミュニケーターとして働いていた過去のある古澤さん。
ご自身のキャリアを「節操の無い人生」と言い、「やりたいことやったもん勝ち」を体現する古澤さんのお話に、参加した生徒さんも先生もぐいぐい引き込まれていきました。
その様子をご紹介します。

※本イベントは、三田国際学園中学校・高等学校の先生からご依頼をいただき、放課後の課外イベントに近未来ハイスクールの変人を紹介する形を取っています。
詳しいお問合せやご質問はコチラまで⇒https://www.kinmirai.co/contact/

アフリカでの経験について語る古澤さん。多くの質問が挙がりました。
アフリカでの経験について語る古澤さん。多くの質問が挙がりました。
最後はイグ・ノーベル賞の開会式で恒例の紙飛行機を壇上に飛ばすことを真似たセレモニーも。的になったのは、古澤さんと担当の大野先生でした。飛ばしている中には他の先生も混ざっています。

「『イグ・ノーベル賞』の話をしようと思ったのに、そこに行き着くまでに1時間……。みんな、思いのほか、アフリカの話にノッて来ますねぇ」と話していた古澤さん。それだけ、様々な体験談がどれもインパクトと面白みがありすぎたためだと思います。
大学院では環境哲学を学んでいたという古澤さんに、「アフリカで感じた哲学はありましたか?」という質問が生徒さんからあがりました。古澤さんは「当たり前って何だろう?」と疑う感覚を学んだと答えていました。自分にとっての当たり前は目の前にいる相手の当たり前なのだろうか?前提が違うことに気づいたことが哲学することに繋がった、と話していたことが印象に残っています。

また、イグ・ノーベル賞で古澤さんの印象に残っている受賞者の中に韓国の高校生がいました。参加している生徒さんも受賞者になりうる、そのために大事なことは「知りたいと思う気持ち、知りたいと思える感性」を大切にしていくことだと話した古澤さん。イグ・ノーベル賞を獲る(かもしれない)未来のために、やっておいた方がよいことは…

「やりたいことは全部やる」

そんなメッセージと共に、古澤さんは、あっと言う間の90分を締めくくりました。

※近未来ハイスクールに関するお問合せやご質問 https://www.kinmirai.co/contact/
※三田国際学園中学校・高等学校HP https://www.mita-is.ed.jp/

recommended

水辺に浮く畑の野菜を収穫して食べてみた。水質浄化のために自分たちができることを具体的に考えてみた近未来ハイスクール(24.01.27レポート)

水辺に浮く畑の野菜を収穫して食べてみた。水質浄化のために自分たちができることを具体的に考えてみた近未来ハイスクール(24.01.27レポート)

最後にはお悩み大相談会に。変人心理カウンセラー前田利恵子さん~三田国際学園の放課後キャリアイベント第13回

最後にはお悩み大相談会に。変人心理カウンセラー前田利恵子さん~三田国際学園の放課後キャリアイベント第13回

青空の下のワークショップ!入間川をバズらせるためのアイディアを考えてきました-23.11.23近未来ハイスクールレポート

青空の下のワークショップ!入間川をバズらせるためのアイディアを考えてきました-23.11.23近未来ハイスクールレポート

お問い合わせ、取材申し込み、ボランティア登録 メールマガジン登録 近未来KOSEN